理学療法士がケアマネを取得して良かったこと3つと後悔した1つのこと

ケアマネの資格を取れば給料upするって本当?

デメリットはないのかな?

そんな方へ、理学療法士の私が、ケアマネジャーの資格を取って実感した

良かったこと、悪かったことについてお伝えします。

これからケアマネジャーの資格をとるか悩んでいる方は参考にしてください。

この記事を書いた人
  • 理学療法士15年目
  • 養成校 専任教員歴7年
  • 臨床現場と教員、両方の経験を持つPT
  • 自由なPTの働き方を発信中
目次

理学療法士がケアマネジャーの資格をとって実感したこと

筆者は、ケアマネジャーの資格を取得して8年以上になりますが、良かったことが圧倒的に多かったです。
ですが、悪いこともありました。

良かったこと
悪かったこと
  • 給料がupした
  • 業務にケアマネの知識が活かせるようになった
  • 転職の選択肢が広がった
  • 望まない異動命令

以下に詳しくお伝えします。

ケアマネジャーの資格を取得して、良かった3つのこと

筆者は現在、非常勤で回復期病院と専門学校の非常勤講師を兼任しています。
以前は、地域の回復期病院に正社員として勤めていました。
ケアマネジャーの資格を取得したのは、地域の回復期病院に勤めていたときです。

その時に実感した、ケアマネジャーの資格を取得して良かったことを紹介します。

しんた

参考にしてください!

給料がupした

筆者が勤務していた病院では、理学療法士の他に該当する資格を取ると、その資格に応じて『資格手当』が付与されました。

その額、月1万円。

1年で計算すると12万円です。

大きいですよね。国内の旅行ならば2回は行けてしまう金額です。

しんた

給与明細を見たときはうれしかったです

理学療法業務の知識が活かせた

ケアプランや介護保険のことなどを詳しく学ぶため、患者様の今後を考えるときにケアマネの知識はとても役に立ちます。

転職の選択肢が広がった

転職を考えたとき、理学療法士だけでなく他にも選択肢があることは、非常に強みです。

理学療法士がケアマネジャーの資格をとって後悔したこと

正直、ケアマネジャーの業務をする気はなく、

なんとなく
「給料がupしたらいいなぁー」「回復期に関わっているから勉強も大丈夫なのでは?」

ぐらいの軽い気持ちでした。

しんた

しかし、そこには落とし穴が…

異動命令がでる確率が高くなった

ケアマネジャーの資格をとると『資格手当』により、給与がupする勤務先は多く、実際に資格をとって働いている同僚や先輩が筆者の周りにも何人かいました。

私も資格をとって給料をあげるぞ!

しんた

意気込みはとてもいいのですが、ちょっと待ってください!

実は、理学療法士として働き続けたいなら、考えなければいけないリスクがあります。

それは、ある日突然、ケアマネジャーとして働くように、雇用主から異動命令が出る可能性があることです。

理学療法士の資格『のみ』を保有しているならば、そもそもケアマネジャーとして働くことはできないので、異動命令がでることはありません。

しかし、ケアマネジャーの資格を有しているならば、雇用主から『ケアマネの人員が足りないので異動してください』と命令があれば、部署異動して働かなければいけません。

ケアマネジャーの仕事に携わりたいという方には、なにも問題ないですが、給料upのことだけ考えている人は、そんな可能性があることを覚えておきましょう。
その上で、自分が納得しケアマネジャーの資格を取得するようにしてください。

ケアマネジャーの役割や基本的な業務

ケアマネジャーとは、高齢者や障害者などの介護が必要な方々の生活をサポートする重要な専門職です。
ケアマネジャーの役割は、利用者の自立支援や生活環境の整備を通じて、より豊かな日常を提供することにあります。ここでは、ケアマネジャーの基本的な業務について紹介します。

相談と支援

利用者様やその家族が抱える悩みや問題に対して相談に乗り、適切な支援を提供します。心のケアや社会的なサポートが必要な場合には、適切な機関への案内も行います。

ケアプラン作成

利用者様の状況や家族も含めたニーズを評価し、アセスメントの結果に基づいて、利用者様に最適なケアプランを作成します。これには、介護サービスの提供内容や頻度の調整、費用の計算などが含まれます。

サービス調整

ケアプランに沿って、介護サービス提供者と連携し、必要なサービスを適切に調整します。医療機関、施設、地域の団体などとの連携も重要な仕事です。

モニタリングと評価

ケアプランが適切に実行されているかを定期的にモニタリングし、必要に応じて見直しや改善を行います。利用者様の状況や健康状態に変化があった場合には、迅速に対応します。

ケース会議への参加

利用者のケアプランに関するケース会議に参加し、他の関係者と協力して利用者のケアを総合的にサポートします。

ケアマネジャーは、利用者の尊厳と幸福を第一に考え、状況に応じて柔軟に対応することが求められます。また、地域の福祉や医療制度についても理解を深め、利用者様のために最適なサービスを提供することが重要です。

異動命令がでない転職先を探すなら

「給料はupさせたい!でもPTのまま働きたい!」

そんな方は、転職を考えるのもアリです。

『資格手当』だけでなく、基本の給料もあがる可能性があります。

転職については、別記事でまとめていますので参考にしてください。

まとめ

理学療法士がケアマネの資格を取得して良かったこと、悪かったことについてお伝えしました。

どんな仕事にも、良いところ、悪いところがあるものだと私は思っています。

今の働き方に不安や不満がある理学療法士の方は、ケアマネの資格を取得するのは悪い選択肢ではないと思います。

この記事が、迷っている方の一助になれば幸いです。

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