理学療法士の現状と将来性【転職活動に失敗しないための対策3つ】

学校の教員をしていると、

「理学療法士の就職は厳しくなっていると聞くのですが…」

と質問されることが多くあります。

  • これから資格を取得しようと考えている人
  • 就職・転職活動をしようとしている人

は不安ですよね。

理学療法士の将来性はどうなのか。
教員歴7年、学生の就職活動にも関わっている現役理学療法士が、正直に考察・解説します。

この記事を書いた人
  • 理学療法士15年目
  • 養成校 専任教員歴7年
  • 臨床現場と教員、両方の経験を持つPT
  • 自由なPTの働き方を発信中
目次

理学療法士将来性について

結論からいうと…

  • 10年前よりは確実に厳しくなっているが、就職はできる
  • しかし、自由に職場を選べる時代ではなくなった

が、私の感じる現状です。

以下に詳しい理由を解説していきます。

理学療法士の将来性に関わる3つの事実

  1. 一施設での採用人数が減った
  2. 施設・訪問関係で間口が広がった
  3. 求人数は変わらないが簡単に入植できるわけではない

順番に解説していきます。

①一施設での採用人数が減った

10年ほど前であれば、10人を超えるような人数を採用している病院もたくさんありました。

しかし、現在は新卒採用でも多くて若干名がほとんどです。

もちろん大きな病院では何十人と採用しているところはありますが、一施設での倍率は高くなっているのが現状です。
今後もその傾向は強くなっていくと思います。

➁介護施設・訪問リハなどで間口が広がり、求人件数は維持されている

介護保険点数が算定できる条件が増えたり、単価があがったりして、医療保険から介護保険への比重が高くなっています。

そのため医療保険領域である病院の事業から、施設や訪問リハビリなど介護保険領域での需要が増えており、施設や訪問関係の求人数は増加傾向にあります。

➂求人数は変わらないが、入りたいところに簡単に入れる時代ではない

①と➁のことから、一施設の倍率は高くなりましたが、求人件数は増えているめ、トータルの求人数はあまり変化していません。

選ぶ時代から選ばれる時代へ

求人件数は変わらなくても、一施設の倍率が高くなった以上、第一希望の求人先に就職するのは、難しくなってきているのが現状です。

そのため、就職活動中の方、転職活動中の方は自分をよりPRできることが重要です。

就職・転職を考えているなら、早めの行動を!

早く動かないと、ライバルに先を越され、ただでさえ少ない求人を勝ち取ることが難しくなります。

転職活動で失敗しないための対策3つ

300人以上の就職活動に関わってきた私が、就職・転職に失敗しないための対策3つ解説します。

目的を明確にしておくこと

なぜ転職したいのか、なぜその領域に就職したいのか、目的を明確にしておきましょう。

自分の意志がしっかりしていれば、良い結果がついてきやすいものです。

情報は常に収集できるようにしておく

就職・転職したいという思いがあっても、自ら情報を得ようとしなければ良い求人先に出会えません。

ハローワークや施設のHP、求人票などは常にチェックし、最新の情報を逃さないようにしておきましょう。

自ら動き、その情報が得られる場所までは自分でたどり着くのです。

また、情報は複数集めることが大切です。
比較ができ、より自分が納得して就職活動を進めることができます。

情報をいち早く得るには、転職エージェントを利用するのがおすすめ。

転職エージェントを活用すれば、希望条件や自分の特性にあった就職先を斡旋してくれたり、そのエージェントだけが扱っている非公開求人などを閲覧できたりします。

メールで最新の情報が届いたりもするので、登録だけでもしておくと就職・転職活動に役立ち、すぐに行動することができます。

思ったらすぐに行動

思ったらすぐに行動しましょう。
早く行動することでライバルより先に求人先へアピールできたり、万が一上手くいかなくても次の候補にいち早く切り変えて、行動することができます。

まとめ

理学療法士の現状と将来性は10年前より厳しいが、悲観するほどではないこと。
就職・転職に失敗しないための対策について解説しました。

就職・転職活動での対策3つ
  • 目的を明確に
  • 情報は常に収集しておく
  • 思ったら早めの行動を

この3つを心がけて、自分の人生を納得して歩んでいってくださいね。

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